箱型バッグはこれまでも作ってきました。今年の展示会ではこんな感じになりました。
一見マットですが、上品なツヤへと育つ革を使って。
財布・モバイル・手帳等々、中に入れる(持ち歩く)であろう物が大抵四角いので
収まり易いようにと、いつも自然に◻︎形になるようです。
はじめの始まりはここから。
触感の似た物(革・生地)でやってみますが、今回は工作用紙をとりだして・・・。
イメージがぼんやりしているうちに、サイズその他を体感する為に実寸のモデルをいくつか作ります。
やってるうちに、できる事とできない事がはっきりしてきます。
私の場合デザイン画のようなものはあまり描きません。
(描いてるだけで出来上がっているように錯覚してしまうので・・・。)
実際には革の厚みや伸びがあるので、革で作り修正をしながらまとめます。
横マチを底に入れ込んで縫うのはよく使う手ですが、
これはある程度の〝粘り〟がある革だからこそできます。
秋冬に納品の予定です。
CubeBag
days | 2018.02.17
昨年中に追加オーダーを多くいただいたアイテム“CubeBag”。
WAXで仕上げされたツヤのあるシボ革です。
直線のみの型ですが、柔らかい印象になります。
マチ幅が大きいサイコロ型は見た目以上に容量があります。
中に物を入れると、重さで形が変わり身体に添うというのも
柔らかい革ならでは、です。
手提げとしても使えるよう、ショルダーは短めです。
各お店へのお届けに向けて準備中です。
Bridle Leather
days | 2017.01.25
普段はメールやFaxでやり取りしている仕入れ先へたまたま立ち寄った時、
数枚の革を広げ、見せてくれました。
「あたらしい革!どうです、コレ。“Modern Bridle”っていうんだよ。」
え?!ブライドル、にしちゃ蝋(wax)が少ないようだけど・・・。
「そう、それが特徴なの。ライト感覚。いいでしょ?」
・・・いい!!
その時から2年ほど経ちます。昨年の展示会で追加した型は
HandleTote と ZipWallet。
質実剛健のイメージでこの種の革はMen’sのバッグ・小物によく使われますが
気軽に普段使いできるものとして、
見た目・重さ共にできるだけスッキリさせようと試みています。
どっしりとして強い色調で展開されることの多いブライドルレザーの中で
やわらかい色がありました。“TAN”。ふんわりと軽い色味です。
ロットによって微妙に異なる色合いや光沢。
手にした時の硬さにも個体差があります。
昨年、革入荷でトラブルがあり納品がだいぶ遅れてしまいました。
ご迷惑をおかけし申し訳ありません。順次生産してまいります。